男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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588:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:17:03.53 ID:h4Hvdco40
戦場とはまた違う緊張感の中、客人がついに彼らに審判を下す。

客人「この度の紺之介殿の活躍には我々十二分に感謝しております。故に先ほどの報酬は勿論全額支給いたします。しかし幼刀を保護するにあたっての信頼はまた別となります」

雲行きの怪しい空気の中、乱怒攻流と透水が彼らのいた客間へと入室する。
以下略 AAS



589:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:21:17.15 ID:h4Hvdco40
客人「紺之介殿が保護に成功した幼刀は今ここにいる愛栗子、乱怒攻流、透水……の三振りで間違いないですね?」

紺之介「ああ」

客人「俎板を除いて今回依頼した幼刀の数は全部で六振り。三振りということはその半分を欠損した……ということになります。我々はこの結果を信頼するに足らないとして幼刀はやはりこちらで手厚く保護することが決まりました」
以下略 AAS



590:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:22:05.76 ID:h4Hvdco40

彼らが立ち上がった瞬間はただただ彼らが落胆し気分を害して席を外そうとしたのかと思った客人も千両箱を詰める手際さすがに異様な空気に声を荒げる。

客人「紺之介殿……な、何を」

以下略 AAS



591:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:26:31.08 ID:h4Hvdco40

とうとう宅を抜け外へと繰り出す彼らの後方大声が響き渡り何事かと町民が騒ぎ立てる。

追われ追われて人混みの中、息も絶え絶えに乱怒攻流が嘆く。

以下略 AAS



592:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:27:33.22 ID:h4Hvdco40
ちぐはぐな計画に疑いを向けられた愛栗子だったが彼女はいたって涼しい顔で未来を描いた。

愛栗子「そのときはそうじゃのぅ〜……どうせまた道中で茶屋を巡ることになるのじゃ。そのときに肥やした舌を生かして紺を菓子職人にしてしまうのも悪くないの。なに心配するでない。行列必至の看板娘ならここにおるではないか」

紺之介「勝手に決めるな」
以下略 AAS



593:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:28:57.84 ID:h4Hvdco40

乱怒攻流ほどではないが駆けながらにして透水も不安を吐露する。

透水「あのぅ……おっきなお風呂は……」

以下略 AAS



594:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:29:55.74 ID:h4Hvdco40

乱怒攻流「あんたそれでいいわけ!?」

紺之介の意思とは別に最後まで決心がつかないといった様子の乱怒攻流に愛栗子が最後の後押しに迫る。

以下略 AAS



595:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:32:02.32 ID:h4Hvdco40


伝説の幼刀収集の旅は終われど彼らの足は止まることなく前へ進む。


以下略 AAS



596:名無しNIPPER[saga]
2020/02/25(火) 02:32:36.68 ID:h4Hvdco40



597: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/25(火) 02:34:03.79 ID:h4Hvdco40
今回はこれにて終了です
ここまで読んでくださった方はありがとうございましたm(-ω-)m


598:名無しNIPPER[sage]
2020/02/25(火) 08:47:36.65 ID:CymSHVzWO
おつおつ。最後までシリアスだけど酷い話だったw


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