507:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 19:08:00.82 ID:CaLDwjtG0
そこまでは流暢ながらもやや真面目な面持ちで語っていた最高だが急に高笑いを上げるともう一度、今度は深く紺之介の頭に手を置いてそのまま髪をかき混ぜるがごとくわしゃわしゃと撫で回した。
紺之介「んぇっ……父上……?」
最高「でな? 俺はこの話を我が父……お前の祖父にあたる人から聞いたんだが、『故に我が家ももしかすると将軍様の血筋かもしれん』と言ってな? もしそうだったときのために子に釣り合う名を与えてやらねばならぬとして俺に『最高-もりたか-』と名付けたと言うんだ」
最高「だからな……紺之介。同じ理由で俺はお前に紺色の名を授けた。『紺』は権威を持つものが有する魂の色彩なんだ」
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