488:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:45:01.63 ID:CaLDwjtG0
吃る透水、それを見つめる紺之介。
少しばかり膠着した両者だったがとうとう透水が紺之介の視線から逃げるようにして目をそらし、そうして露骨に声を上げると長湯から立ち上がった。
透水「ああきもちよかったぁ〜!」
ぺたぺたぺたと軽快な足取りでそのまま紺之介の隣を横ぎろうとした透水であったが彼がその不自然を許すはずもなく彼女の肩を捕まえて二の腕ごと引き寄せた。
透水「ひゃっ」
嗚呼哀しきかな力量差。
紺之介「何か知ってそうだな。どうせ大した理由でもないだろう?」
透水「あわわ……」
例え幼刀といえども透水にそれを振り払えるはずもなくがっちりと両肩を掴まれたとき透水はとうとう観念を示した。
透水「あうぅ……愛栗子ちゃんには私から聞いたって言わないでくださいよ?」
紺之介「心得ている」
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