479:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:33:07.36 ID:CaLDwjtG0
その透水の切望すら湯に流すように無視した紺之介。が、徐々に己の耳元に顔が近づいてくるのを感じてようやく目を開けた。
紺之介「なんだ」
透水「ふぇあっ……! ぅ、もしかして眠ってしまったのかと……」
紺之介「こんなところで眠るわけがないだろ」
透水「だって……」
切なそうな表情で水面にて指をこねる彼女に紺之介は重く閉ざした口を仕方なく開き始めた。
紺之介「素敵な旅だと……? 一体何処をどう切り取ればそうなるのやら……俺には全く理解できん。 それにこれはいわば俺の一人旅……否、依頼されたことを考えれば仕事と言って差し支えないことだ。やつらも、お前も、名刀であることを除けば無駄な旅費を啜るだけの荷物に過ぎん」
602Res/308.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20