423:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:36:15.30 ID:0qU1zNu20
愛栗子から見て閉じられた襖の向こう側、彼女らの姿こそもう目に映りはしないが会話は薄い壁を通していまだ愛栗子の耳を触っていた。
「そのお客人というのは」
「例の東山道の妖術使いだ。魂を別の器に移すことで半永久的なものとする妖術とやらに将軍様は興味をお持ちになったようだ」
「百戦錬磨の武将も老いには勝てぬ……ということでしょうか」
「さてな」
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