男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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366:名無しNIPPER[saga]
2019/08/02(金) 19:22:26.17 ID:jJ6/ECAP0
刃踏が腕持つ彼は頭を抱えていた。それもそのはずでここにて情報収集を諦めることは即ち『無駄足』以外の何物でもないからである。

児子炉による源氏の魔の手はすぐそこにある。しかし衝突を避け続けるのもまた透水の命に関わる。
此処に止まれるは今夜一杯と考えている紺之介にとってこの決断は差し出された苦渋を嬉々と呑むに等しいものであった。

紺之介「……仕方あるまい。宿に引くぞ。夜にもう一度出向くという手もなくはないが……次は万全の対面を迎えるというのが奴との条約だ。俺は寝る」

紺之介、無駄足を受け入れる。
彼が宿へと足を運ぶ後ろ姿で刃踏は一人胸を撫で下ろした。

が、彼のこの決断を受け入れきれぬ者が一人いた。そう、ここへ向かうよう彼らを動かした愛栗子である。



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