314:名無しNIPPER[saga]
2019/07/10(水) 18:31:40.41 ID:QarN0Zl90
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翌日の朝、再び蝉の音と共に彼らは助寺を発つ。
茢楠「ではフミのこと、よろしくお願いしますね。紺之介さん」
紺之介「……ああ」
別れ際彼らは多くは語らなかったがそのときの不服げな紺之介の顔を刃踏は見逃さなかった。だがその理由は他の者にも分かりやすく単純明解で『幼刀刃踏-ばぶみ- の鞘がまだ茢楠の手元にあったから』とそれに尽きた。
そう、紺之介はまだ刃踏の足首を握るに至ってないのである。
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