307:名無しNIPPER[saga]
2019/07/10(水) 18:26:59.70 ID:QarN0Zl90
そんな彼女の真剣な物言いと先ほど受けた『慈愛の刀』を重ね、紺之介は何処をみているかも分からぬような澱んだ瞳で呟いた。
紺之介「別に、愛栗子を疑っていたわけではないが……本当だったんだな」
刃踏「は、い?」
紺之介「奴のことだ。まさか本当に当時の年齢で将軍の子種を孕んだとはな」
彼女の胸に斬られたせいかまだ半分夢見心地な顔の紺之介から出た無頓着な言いぐさに若干の頬を赤らめた刃踏であったが彼に悪意がなかったことを直ぐに理解するとまた元の面持ちに戻りてぽつぽつと募る想いを溢し始めた。
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