286:名無しNIPPER[saga]
2019/07/10(水) 18:10:44.27 ID:QarN0Zl90
茢楠「フミは私に優しさを教えてくれました。時には誰かを助け、そうして時には誰かに無理せず寄りかかること……自らがその依り代たる器になること。私は誓いました。その『誰か』を必要としたフミがすがる先は、私自身になることを」
茢楠「それほどまでに、愛しているんです。彼女を」
乱怒攻流「ふーん……ぁいたっ、何すんのよ!」
欠伸混じりの相槌を打つ乱怒攻流の背嚢を愛栗子が叩く音が客間に響いた。
茢楠「あはは、すみませんこんな退屈な話をしてしまって……」
愛栗子「案ずるな。全くもってそのようなことは感じておらぬ。ぬしの心は尊きものじゃ」
602Res/308.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20