238:名無しNIPPER[saga]
2019/04/21(日) 09:56:12.49 ID:f3jC59Mz0
…………………………
奴「ぅ、ぐひゅ……ぅ゛〜」
べそをかく奴の前に漆黒の足音が迫る。それは一歩また一歩とかさねるごとに重みを増し、枯葉や枝木を強く軋ませた。
熊人形に隠れた児子炉の口元からは小さくも強い怨念が込められたどす黒い言葉が途切れ途切れに放たれ、その呪いにも似た言霊に只ならぬ想いがはせられていることを夜風に揺れる木々たちが伝えていた。
児子炉「……本当に、忌々しい。忌み子、め……! けす、けす、けす、けしてやる!」
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