201:名無しNIPPER[saga]
2019/04/08(月) 23:01:47.83 ID:/2q0Qaon0
だが無論片腕のみで渾身の一振りを受けられたことは想定外である。一度後足で引いた紺之介の表情はより余裕の無いものに変わっていく。
そこから一太刀、また一振りと源氏との攻防を交わしていく中で紺之介の心拍数は上昇していった。
紺之介(この戦い……冗談抜きに命を落とすことになるかもしれんな)
それでも尚腰の愛栗子乱怒攻流の柄を触る手はなし。
彼は決して幼刀を最後の切札として出し惜しみしているのではない。幼刀をその戦場に立たせるという発想自体が皆無なのである。
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