198: ◆QjbAJuMwBnbV[sage saga]
2019/10/13(日) 22:39:26.46 ID:XWk5/DAv0
梨子「花丸ちゃんはそういう対抗心とかは見せないよね」
花丸「見せないって言うなら梨子さんも見せてはいないよね」
梨子「そう?」
花丸「うん、少なくともマルにはそう見えてるよ」
梨子「…たしかに、普段自分以外に対してそういう感覚は持たない、かな」
花丸「自分には持つの?」
梨子「うん、なんて言ったらいいのかな?
こう…何かをしてるときにもう少し出来るはずとかもうちょっとでもっとよくなるから…とか」
花丸「こう…コップにジュースを注ぐときにいかに目いっぱい注げるか、みたいな」
梨子「ん〜…なんか違う気がするけど…注いだ後これじゃこぼれるって後悔するやつだね」
花丸「お行儀悪いけど置いたまま少し飲んじゃうやつずら」
梨子「そういうときに限って誰かに目撃されるんだよね」
花丸「いたたまれない気持ちになります」
梨子「なりますね」
花丸「…何の話してたんだっけ?」
梨子「じゃあ話を戻そっか。
花丸ちゃんは推理ものって小説が主なの?映画とかドラマの方も見る?」
花丸「やっぱり小説が多いかなあ…でもテレビでも割と見るよ。映画はあんまり」
梨子「刑事っ娘論簿って知ってる?」
花丸「あっ、それ知ってる!テレビドラマから小説になった作品だよね?」
梨子「ひょっとして花丸ちゃんは小説の方だけ知ってる?」
花丸「うん、茶雅の番頭っていうお話が好きだったずら〜。
自分たちの地域で栽培された茶葉の販売権を
余所の地域の大会社から守るために奔走する人たちの苦悩とかに胸が熱くなったずら。
…もしかしてテレビのとは内容違ってたりするのかな?」
梨子「どうだろうね?私はドラマの方しか知らないから…今度一緒に見てみる?」
花丸「そうだね、じゃあ梨子さんも小説版、読んでみる?」
梨子「うん、なんだかこういうのって楽しいね♪」
花丸「マルも、読書とか作品の話を共有できるのって新鮮だから嬉しいよ♪」
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