梨子ちゃんとマルの平穏な日々
1- 20
161: ◆QjbAJuMwBnbV[sage saga]
2019/07/15(月) 23:32:59.29 ID:Q2Wt/dI60
練習が終わって、夕焼けの屋上

気合を入れ過ぎたマルは呼吸を整えるのに時間がかかっていました

ドアの前を見ると、梨子さんが鞠莉さんから屋上の鍵を受け取りこちらへ歩いてくる


梨子「花丸ちゃんどう?落ち着いた?」


首筋を滑り落ちる髪を手で抑えながら
ぺたんと座り込んでるマルの顔を覗き込んでくる梨子さん


花丸「…なんとか」


力なく返事をすると、梨子さんは片手をこちらに差し出す
マルはその手をつかむと、一息よいしょと気合を入れて立ち上がる


花丸「ふうーーっ」


深呼吸をすると大分体も楽になり、呼吸も落ち着いた


花丸「お待たせして申し訳ないずら」


頭をかきながら謝罪すると、梨子さんは


梨子「5分も待ってないし気にしなくていいよ」


微笑みながらそう言ってくれた

普段なら練習終わりもルビィちゃんや善子ちゃんと一緒に部室に戻るんだけど
マルがすすんで梨子さんと会話してるのを見て気を遣ってくれたのか
屋上には鞠莉さんから鍵を受け取った梨子さんだけが残って―――


ルビィ・善子「あっ」


花丸・梨子「あっ?」


―――二人ともドアの裏で待っててくれてました


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
202Res/176.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice