ダイヤ「お、お嫁さん・・・?」
1- 20
17: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/03/02(土) 01:11:27.96 ID:nSoKXtCU0

花丸「そうですか。では続けます」

花丸「ダイヤさんは職場に出勤する前に必ず行うことがあります。それは職場の近くの神社に立ち寄ることです。ヒノキの大きな鳥居の前に立ち、一礼します。その一礼の間に心を穏やかにします。そして榊で隔てられた先の神域へと足を踏み入れます。参道の真ん中を通らないよう歩きます。玉砂利がじゃりじゃりと擦れる音を聞きます。お手水で手と体を清め、本殿へと向かいます。汚れた心を洗い流すように、朝の冷えた空気を吸い込み、そして背筋を伸ばして神域に満ちている気を全身と魂で感じます。松林越しの朝日に照らされ金色に輝くヒノキの本殿。その前に立ちます。おさい銭箱にお金を入れます。ヒノキの芳香を深く吸い込みながら深く拝みます。拝みながら心の中で氏神様に謹んで申し上げます。今日も無事にここへ足を運べたことに対する感謝、いつも飢えることなく食事ができていることに対する感謝、職場の同僚の安全、商売の安泰、等々。そして、なにより長く深く心を込めて願うことがあります」


花丸「それはなんですか?」

ダイヤ「・・・・・・・花丸さん・・・のことですか?」


花丸「はい、その通りです。そもそもダイヤさんがこうして仕事を始める前に神社に欠かさず参拝するようになったのは、花丸と暮らすようになってからです。花丸はダイヤさんに本当によく尽くしています。そんな彼女に何かできないかと、不器用ながらも心底真面目なダイヤさんなりに必死に考えた結果が、こうして氏神様にお願いをすることだったのです。花丸と出会わせてくれたことに対する感謝。そして、花丸の健康と平穏と幸福を、心を込めてお願いします」

ダイヤ「・・・・・・・はっ」 …トクン


花丸「ドキッとしたずら?」

ダイヤ「・・・・あっ・・・い、いえっ!」ホクロさわさわ





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
28Res/49.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice