緒方智絵里「私だけの、幸せのカタチ」
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52:名無しNIPPER[saga]
2019/03/12(火) 13:49:59.05 ID:rQmaNOpb0
「……変なちひろさん」


そう言ってPは首を傾げる。それから自分の席に向かって移動を始めた。


その辿り着く先は……必然的にちひろの隣である。


(……!? ま、まずい!?)


机の上に目を移せば、封の開けられたお守りと、取り出されたクローバーと赤い布が置いてある。


戻す前にPが帰ってきてしまったのだから、不完全な状態のままであった。


これを見られてしまっては、Pに勝手に中身を見た事が知られてしまう。


(今、これを見られるわけにはいかない!)


そう思ってから、ちひろは直ぐ様行動にへと移る。


机の上に広げているこんな状況になってしまった元凶を、素早く掻き集めて纏める。


そしてそれを、自分の机の中に仕舞い、隠蔽しようとしたのだった。





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