51:名無しNIPPER[saga]
2019/03/12(火) 13:49:02.78 ID:rQmaNOpb0
(よ、よりにもよって……帰ってきたのがPさんだなんて……)
自業自得とはいえ、ちひろは自分の運の悪さを呪った。
これが違うプロデューサーやアイドルだったら、誤魔化せば最悪、何とでもなる可能性はあった。
だが、相手は贈り先であり、贈り主を担当するPである。
どうあがいても、誤魔化しの通用する相手では無かった。
「……? ちひろさん、どうかしましたか?」
ちひろの不自然な態度に気づいてか、Pはそう尋ねてくる。
「え、えっ!? い、いえ、な、何でも無いですよ! は、はははっ」
それでもちひろは何とか誤魔化そうと懸命に訴える。愛想笑いさえ浮かべ、気を逸らそうと試みた。
だが、笑って見せても引き攣った笑みにしかならず、余計に不自然さを増すばかりだった。
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