46:名無しNIPPER[saga]
2019/03/12(火) 13:45:52.32 ID:rQmaNOpb0
「何、これ……。糸……?」
ちひろはそう思ったが、良く見るとそれは糸とは違った。
糸よりも細く、しかもどこか艶のある様に見える。
「え、えっと……触ってみれば、分かるかしら……」
果敢にもちひろはそれにへと手を伸ばし、触れてみて感触を確かめる。
「……何だか、繊維みたいな感じはしないわね」
触れてみた事で、それが人工物とは違う事に、ちひろは気付く。
アクリルやつるつるした繊維とは程遠い手触りであった。
そして何故だか、過去に触った事のある様な……そんな感触がしてならなかった。
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