33:名無しNIPPER[saga]
2019/03/07(木) 12:12:03.23 ID:Vxrc8n6A0
「あの二人……もしかして、付き合ってるのかしら……?」
思い返してみれば、そういった可能性も考えうる事に、ちひろは気づく。
いくら慕っているとはいえ、ただ担当している人間にこんなお守りやら栞なんて物を渡したりするだろうか。
しかし、智絵里とPの関係は飽く迄アイドルとその担当プロデューサー。
それが付き合ってるなんて以ての外。決して超えてはならない垣根である。
もし、それを超える事態にでも発展し、それが世間に知られでもすれば……。
「スキャンダル待った無し……」
それを思うとぞっとするちひろ。芸能事務所において、それだけは避けなければならない事だ。
最悪の場合、事務所が倒産する可能性だって出てくる。
そんな事にでもなれば、ちひろも職を失い兼ねないので、そうした事態は困るのである。
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