緒方智絵里「私だけの、幸せのカタチ」
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11:名無しNIPPER[saga]
2019/02/24(日) 12:27:28.59 ID:0mFfN2IW0
「その……これ、です」


そしてPに向けて何かを差し出す。


Pは差し出されたそれを受け取ると、まじまじと見つめて観察する。


「これは……栞か」


その正体は長方形に切り取られた厚紙の上に、押し花になった四葉のクローバーが貼り付けられた、手作り感の溢れる栞であった。


「こ、この間……公園で見つけて作ってみたんですけど……。そ、その、良かったら、貰って下さい」


担当アイドルの手作りのプレゼント。言わばそれは、彼女からの信頼の証でもある。


そんな物を渡されては、Pも受け取らないわけにはいかない。


彼は近くにあったスケジュール張を手に取り、それを開く。受け取った栞をその中に挟み、そして閉じた後に元の位置にへと戻した。





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