10:名無しNIPPER[saga]
2019/02/24(日) 12:27:00.35 ID:0mFfN2IW0
「あ、あの……プロデューサーさん」
ある日の昼下がり。CGプロダクションのプロデューサーであるPは仕事途中に背後から話し掛けられ、声のした方にへと顔を向ける。
彼の視線の先に立っていたのは、小柄でどこか儚げな印象はまるで小動物のよう。
ツインテールの髪型が特徴の少女。彼もよく知る、自身が担当するアイドルである緒方智絵里であった。
「あぁ、なんだ。智絵里か」
「は、はい。えっと……」
「どうしたんだ? もう直ぐレッスンが始まる時間じゃないのか」
「そ、そうですけど……そ、その前に、渡したい物があって……」
そう言うと智絵里は恥ずかしそうに、もじもじと体を動かす。
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