マーティ・マクフライ「えっ? ドク、糞を漏らしたのかい?」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/21(木) 22:33:48.13 ID:GHbflzSB0
「1.21 クソワット!?」

What? と、思われるかも知れない。
クソワットなどという単位は存在しない。
エメット・ブラウン博士独自の単位である。

「1.21 クソワットだと!?」
「クソワットってどういう意味!?」
「あわわわわわ……!」

デロリアンを見せた後。
場面はドクの自宅へと戻って。
タイムトラベルの仕組みをドクに説明した。
とはいえマーティは素人なので要領を得ない。
よってビデオの録画を用いて解説したのだが。
時間移動に必要な莫大なエネルギーによって。
ドクのやる気は、大いに削がれたらしい。

「そんな電力など夢のまた夢だ!」
「プルトニウムが少しあればいいんだよ!」
「この時代ではそんなものは手に入らん!」

未来だってそうそう入手出来る代物ではない。
テロリストと危ない交渉をして、手に入れた。
結果ドクはテロリストの前で、いや、よそう。
その悲惨な結末の光景は、ひとまず、置いて。
悲嘆に暮れるドクと建設的な議論を模索する。

「なんとかならないのかい?」
「よりにもよって、1.21 クソワットとは……」
「どうにかしてくれないと困るよ!」
「だが、それだけの莫大なエネルギーとなると、もはや落雷くらいしかありえんのだよ」

落雷。その単語に、ピンときた。確認をする。

「落雷を利用すれば、僕は帰れるんだね?」
「しかし、落雷はいつどこで発生するかわからん。残念ながら、我々に打つ手はないのだ」
「それが、わかるとしたら?」

未来の情報が記されたビラを、ドクに見せた。


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