【シャニマスSS】霧子「チョコレート、ツツジの花、フォークダンス」
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9: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/14(木) 23:55:00.96 ID:VN96ned20
P「……はい。はい、分かりました」

プロデューサーさんが電話の対応をしていた。

P「ええ、了解です。打診してみます。いえいえ! いつもお世話になっております」

2ヶ月ほど前に、プロデューサーさんがハンズフリーキットを新調していたのを思い出す。

使う頻度が増えたので、使いやすい物を会社として新調したらしい。

P「はい。はい、失礼いたします。それではー……」

通話が切れる。

P「……ふぅ」

霧子「お、お疲れ様です……」

イヤホンタイプのキットなので、通話の内容は聞こえていない。

プロデューサーさんはスピーカータイプにしたかったらしいのだが、社長さんに一刀両断されたと聞いている。

はづきさん情報だ。

P「……霧子」

霧子「は、はい……」

P「今週の金曜日……15日って、学校休めないか?」

霧子「……お仕事、ですか?」

P「ああ、〇〇局のディレクターさんからでな。霧子を番組に使いたいそうだ。それで、その収録が15日の午前中」

喜ぶべき事柄であるはずなのに、プロデューサーさんは浮かない顔をしている。

P「先週に引き続きだからな。断るなら断ってくれてもいいぞ。その時は、他の子を推してみるから」

霧子「……あ……」

前に休んだ8日の金曜日には、体育の授業があった。

今度の15日だって体育の、フォークダンスの授業がある。

P「出来ることなら、学校には……」

『ちゃんと行くもんだよな』と、聞こえないくらい小さな声で、プロデューサーが言い捨てる。



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