138:名無しNIPPER[saga]
2019/02/13(水) 23:42:25.21 ID:OvpWhSduo
姉は震えながら立ち上がり、辺りを見回し弟の姿がないのを確認した。
無事逃げ果せることができたようだ。
少し安堵しながら怪物から目を離さずに後ずさり始めた。
鼻面に皺を寄せて嘲笑するように歯をむき出し、乾いた吠え声をあげている。
こちらへの追撃は躊躇しているようだった。
「姉ちゃん!」
弟がどこからか野球のバットを拾って駆け寄ってきた。
(あのバカ!何で戻ってきた…)
姉は手でこちらまで来ないよう弟を制止すると、再び後ずさり始めた。
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