136:名無しNIPPER[saga]
2019/02/13(水) 23:00:46.52 ID:OvpWhSduo
野犬が姉の肩に咬みついた。
強力な顎でむきだしの肌を咬み破り、腱を針金のように引っ張る。
血がほとばしった。
姉は、痩せた二の腕を伝って生暖かい血が流れ落ちるのを感じながら野犬に殴りかかった。
相手が少しひるんだ隙に四つん這いになって距離をとり、さらに足で蹴りあげる。
野犬はそれでも唸り声を発しながら突進してきた。
口から白い泡が飛び、息がにおった。
腐ったような、なんともひどいにおいだった。
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