分別のつかない僕っ娘「要するに、善悪とは主観的なものなんだよ」
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10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:02:25.90 ID:akmR/FL90
「ほんと、君ってお尻が大きいよね」
指摘されて、酷く申し訳ない気持ちになった。
「だらしないったらありゃしないよ」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:04:41.86 ID:akmR/FL90
「じゃあ、今度は君が僕のお尻を叩いて」
まるで負け犬のように尻を突き出されて。
私は勝利の余韻に浸ったまま、なんの躊躇いもなく、その小さくて純白なお尻をぶっ叩いた。
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:07:16.69 ID:akmR/FL90
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
それはまるで、この世全ての善を、嘲嗤い。
この世全ての悪を嘲嗤うかのような、哄笑。
今、この時、この瞬間、善悪など存在せず。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:09:42.58 ID:akmR/FL90
「っ……ありが、とう」
「うん」
「あ、ありがとね……本当に、ありがとぉ」
「うん……わかったから、泣かないで」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:13:01.47 ID:akmR/FL90
引き続き、もう一作品投稿します。
これは本編の前に書いたもので、いわば叩き台のような作品なのですが、それでもよろしければお愉しみください。
それでは以下、おまけです。
15
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:14:39.06 ID:akmR/FL90
「悪党は美しくあるべきだと思うのよ」
そう切り出した、美しき悪党。性別は女だ。
胸元は大きく開き、深い谷間が見て取れる。
以前、女は視線に敏感であると耳にした覚えがあったので慌てて視線を下げるも、そこには蠱惑的な脚線美があり、逃れることは出来ない。
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:16:42.29 ID:akmR/FL90
「私と愛し合うつもりはある?」
「ない」
「でしょうね。正義の味方、ですものね」
きっぱり拒絶しても、何故か嬉しそうに嗤う。
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:18:25.92 ID:akmR/FL90
「あなたが思わず剣を引いたことも知ってる」
口付けに驚いただけだ。無論、他意はない。
「痛く、ないのか?」
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:20:04.69 ID:akmR/FL90
「もしも私が改心したら、どうする?」
「信用出来ない」
「ええ、だって嘘だもの」
悪党は、まるで息をするように、嘘を吐く。
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:24:25.85 ID:akmR/FL90
「でも、困ったわね」
「なんのことだ?」
「信用を得るには、どうすればいいかしら」
顎に手をやって、悪党は熟考している。
以下略
AAS
20
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/02/03(日) 21:25:49.13 ID:akmR/FL90
「俺を信用させる方法だと?」
「ええ、知りたい?」
「ふん。そんなもの、あるわけがない」
悪党と話せば話すほど猜疑心は強まる一方だ。
以下略
AAS
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