【オリジナル・異世界転生】少年「力の無い僕が異世界で本当に強くなるまで」
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名無しNIPPER
2019/02/02(土) 14:04:43.81 ID:0wWpNs9sO
「あの、英雄様!お待ちください!」
少年「!」
「旅の方々も先程はありがとうございました!」
剣士「…」
魔法使い「村の人達…」
武闘家娘「見送りに来てくれたの?」
子供「本当に行っちゃうの!?」
少年「う、うん…ごめんね…」
中年村人「さっきは他の者達がすまねぇ…あの村じゃ多数派が正しいって考えが強くて何も言えなかったんだ…」
女B「本当にごめんなさい……今まで村を守ってくれていたのに、あんな………」
女B「私達があの時、あなた達を庇ってあげるべきだったのに…」
少年「…」
少年「…いいんです、こうして見送りに来てくれただけでも、僕は嬉しい」
少年「今までありがとうございました」
中年村人「こっちこそ今までありがとうな!」
子供「またあそびにきてー!」
女B「…元気でね」
少年「それでは」ペコッ
剣士「こちらこそお騒がせしてすまなかった。では失礼する」
ザッザッザッ…
武闘家娘「…いい人達もやっぱりちゃんと居るんだね」
少年「…うん」
少年(元の世界に居た頃…僕は自分以外の周りに居る人間の多くを勝手に敵だと思っていた。ちゃんと僕を見てくれない悪者だと)
少年(弱い僕の事をみんなバカにしていると、僕をいじめる奴はもちろん、見て見ぬふりする奴も普通に接してくる人間も何かしてくるわけでもない人間も外に居る全ての人間が………みんな内心では僕を気持ち悪がって見下していると思っていた)
少年(さっき村で皆から罵倒された時も、人間なんてこんなもんだと思った………でも)
少年(ちゃんと人を見ていないのは僕もだったのかな…)
少年(本当は僕が自分の頭の中で勝手に思っていたよりも、世の中は実は優しい人間もたくさん居るのかもしれない。元に居た世界でも…)
少年(僕が今まで気が付かなかった…いや、気付こうとしていなかっただけで)
ーーーーーーーーーー
女B(…最初はあの英雄だなんて呼ばれている男の子が嫌いだった。何かあればすぐオドオドして、そのくせ力だけでチヤホヤされて調子に乗ってる…ただの馬鹿にしか見えなかったから)
女B(でも…実はうちのいた孤児員に居る子供達と、どっかオドオドしながらも遊んでくれてた)
女B(根っ子の部分は優しい人だった)
女B(臆病で情けなくてしょうもない男…でも優しくて、意外にも子供をほうっておけない奴…)
女B(…いつの間にか私は、本当にあなたの事を…)
女B「…でもきっと、もう二度と会えない…」
女B「………」クルッ
ザッザッザッ…
…強い男になってね
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