8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/17(木) 21:52:46.94 ID:cHRv/WFs0
「小鷹先輩、もっと力を抜いてください」
「んなこと言われたって……」
「怖がらなくても平気です。痛くありません」
幸い、小鷹先輩は痔持ちではなく健肛でした。
「理科はとっても幸せです」
「いきなりどうした?」
「だって、小鷹先輩の初めてを頂けるなんて」
「誤解を招くようなことを言うな!」
「えっ? ヴァージンじゃないんですか!?」
「ヴァージンだよ! 当たり前だろうが!!」
「てっきり、理事長に奪われたのかと……」
「そしたらすぐに学校を辞めてるっての!」
軽口を交わしながら気をほぐすのが大切です。
「理科に奪われても辞めないでくださいね?」
「……辞めるわけ、ないだろ」
なんですかこの人。可愛すぎてたまりません。
「素敵な思い出になるように、善処しますね」
「ああ、よろしく頼む」
僕は小鷹に、手を差し伸べて、優しく微笑む。
「手、繋ごっか?」
「っ……あ、ああ」
赤面して手を重ねる小鷹と、恋人繋ぎをした。
「僕とずっと友達でいたい?」
「お、俺は……理科、お前と……」
「おっと、そこまでだよ」
「ぬあっ!?」
小鷹が余計なことを言う前に試験管を挿れた。
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