女友達『それは要するに、ヤキモチを焼いたのよ』
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/07(月) 00:03:04.91 ID:6HhU37jU0
「そ、そうか!」
「うん……だから、私は今、幸せ」
「それなら、良かった」

ほっとした様子の男友達に、質問してみる。

「……あんたは、今、幸せ?」
「ああ。もちろん、幸せだよ」
「それなら、良かった」

その返答に私もほっとする。上手く出来てる。
今この時、この瞬間、私の幸せは相手のもの。
相手の幸せも私のもので、お互い幸せだった。

「あ、あの、さ……」
「ん?」
「俺たち、相思相愛なわけじゃん?」
「だから?」
「だから、その……つ、付き合わね?」

まあ、そうなるだろう。想定の範囲内だった。

「その前に、警告しとく」
「は?」
「私、けっこー嫉妬しやすいみたいだから」
「お、おう」
「思い込み激しいし、協調性皆無だから」
「自信満々に言い切ることじゃないだろ」
「いつか、あんたにおしっこかけるかも」
「自重してくれ。頼むから」
「それでも、自信満々に付き合いたい?」

すると彼は不敵な笑みを浮かべ、自信満々に。

「おう。付き合ってくれ」
「不束者ですが、よろしくお願いします」

言質を取り、契約は成立し、恋人が爆誕した。


【ヤキモチを焼いたら恋人が爆誕した件】


FIN


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