女友達『それは要するに、ヤキモチを焼いたのよ』
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/06(日) 23:57:12.10 ID:NVRX8yZB0
「いや、だから、何回も言わせないでよ……」
物分かりの悪い男友達。本当に勘弁して。
こっちがどんな想いであんな恥ずかしい台詞を口にしたか、ちょっとは考えて欲しい。
しかし、先述した通り、我々は個別の自我を持って生きているわけで、意思疎通には言葉によるコミニュケーションが必要不可欠だった。
だから私は、ごほんと咳払いをして説明した。
「あんたにはもう恋人がいるわけで……」
「えっ?」
「えっ?」
どうにも認識に齟齬があるらしく、尋ねた。
「あんた、彼女出来たんじゃないの?」
「いや? 出来てないけど?」
「だって、クリスマスデートしたんでしょ?」
「違う。あれはデートなんかじゃない」
「どういうこと?」
「告られたけど、振ったから」
私の予想は半分当たりで、半分大外れだった。
「な、なんで……?」
「お前が好きだから」
「おっ?」
「お前が好きだから」
これは全くの予想外。会話をリセットしたい。
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