女友達『それは要するに、ヤキモチを焼いたのよ』
1- 20
6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/06(日) 23:57:12.10 ID:NVRX8yZB0
「いや、だから、何回も言わせないでよ……」

物分かりの悪い男友達。本当に勘弁して。
こっちがどんな想いであんな恥ずかしい台詞を口にしたか、ちょっとは考えて欲しい。
しかし、先述した通り、我々は個別の自我を持って生きているわけで、意思疎通には言葉によるコミニュケーションが必要不可欠だった。
だから私は、ごほんと咳払いをして説明した。

「あんたにはもう恋人がいるわけで……」
「えっ?」
「えっ?」

どうにも認識に齟齬があるらしく、尋ねた。

「あんた、彼女出来たんじゃないの?」
「いや? 出来てないけど?」
「だって、クリスマスデートしたんでしょ?」
「違う。あれはデートなんかじゃない」
「どういうこと?」
「告られたけど、振ったから」

私の予想は半分当たりで、半分大外れだった。

「な、なんで……?」
「お前が好きだから」
「おっ?」
「お前が好きだから」

これは全くの予想外。会話をリセットしたい。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
12Res/10.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice