9: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/01/06(日) 00:01:54.25 ID:S5Xl1a3+0
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女看守「...」
女囚人「...どうやら道は合っていたようですね」
しばらく歩いていると、ある変化に気づく。
それは進んだ道がどれだけ正しいかを示してくれる要素であった。
肌に感じるその何かが通り過ぎる感覚、それは誰でも答えを導き出せる。
女看守「...向かい風か、どうやら出口はこちらの方向にあるみたいだな」
女囚人「ですが...一向に明かりが見えませんね」
女看守「まだ道のりは遠いみたいだな...だがここを進めば出口にたどり着けるはずだ」
女看守「...だが、今日はもう休もう」
歩き始めて7時間は経とうとしている。
飲まず食わず、その疲労値は当然訪れるだろう。
足が乳酸でパンパン、例え訓練を積んだ看守という立場でもそれは変わらない。
女囚人「わかりました...もう寝ましょうか」
女看守「...あぁ」
洞窟の中は冷酷なほどに寒い。
だが未来の服装の保温性というものはとても素晴らしい。
このまま布団をかけなくても凍死する可能性は限りなく低いであろう。
女看守「...」
女囚人「...すぅ...すぅ」スピー
女看守(...もう寝たか)
女看守(こんな虫も殺せないような顔をした女が、連続殺人犯だなんて...)
女看守が眠ろうした瞬間、眠っている彼女の顔を見つめる。
不審な様子はないか、仕事として彼女を見つめたわけではない。
ただ単純に視線に入ったからであった。
女看守(...私も寝よう)
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