女看守「閉じ込められた」
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10: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/01/06(日) 00:03:41.78 ID:S5Xl1a3+0

〜〜〜〜


女看守「...っ」ピクッ


一体何時間眠っただろうか。

洞窟の中では朝日すら感じることができない。

彼女が起きれたのは体内時計のおかげであろう。


女囚人「...すぅ...すぅ」スピー


女看守「...少し寝すぎてしまったか」


その言葉の意味は文字通りのモノではなかった。

寝すぎたということは、長時間寝てしまったということではない。

囚人を監視する立場にも関わらず、熟睡してしまったからだ。


女看守「...」ゴソゴソ


目を覚ましたらすぐに銃器を手に取ろうとした。

アレにはライトが付属されている、目を覚ます為に視界に灯りを確保しようとしたのだ。

それは手元に置いていたはずだった、しかし感じたのはそのような無機質なモノではなかった。


女看守「...?」


女看守(...なんだ? これは?)


────ぬるっ...

感じ取ったのは、ぬるついたナニかであった。

銃器がこのような粘りを見せるわけがない、なにか別のモノに触れたようだ。

だが問題はそこではなかった、何に触ったのかを気づいた彼女はもう1つの銃器を抜いた。


女看守「────クソッ!」スチャ


────ピシュッ!

右足に装備していた小さめの銃器。

ハンドガンに属するその形状、だが聞こえた射撃音はそのようなモノではない。

まるで光線銃のような音と共に放たれた1つの閃光が何かを貫いた。



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