4: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/01/05(土) 23:54:14.50 ID:oCbTYucR0
女囚人「...ご迷惑をおかけました」
彼女の名前は女囚人。
その見た目は未来永劫において変わることのない囚人服。
当然丸腰であり両手には手錠がかけられていた、そして口元には小さなガスマスク。
女看守「...チッ、それよりもこれからどうするべきか」
女囚人「...助けは呼べないんですか?」
女看守「連絡系の設備は不時着時に全部ヤラれた...この整備不良は行政に報告するべきだな...」
女看守「母艦は不時着は愚か大破してどこかに撃沈したみたいだ...流石に救命部隊を寄越してくれるはず...」
女看守「それにここは母星到着まであと3日程度の場所...そこまで絶望的な状況ではない」
女囚人「...そう、じゃあこのまま待ちましょう」
女看守「...」
女看守、その口調はやや荒れている。
これは状況によるモノではない、彼女は元々やや粗暴な人物であった。
その一方で女囚人は落ち着いた口調であった、とても犯罪者とは思えない。
女看守「...問題は、助けが来る前にこの洞窟から脱出しないといけないことだ」
女囚人「あぁ...そうですね、地表に行かないと助けが来ているかどうかすらわからないですからね...」
脱出ポッドを出るとそこには暗闇が待ち受けていた。
どうやら不時着の勢いで地盤にまで突入し、洞窟に訪れてしまった様子。
天窓は1つだけあるがここからは脱出できない、ならばどうするべきか。
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