32: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/01/06(日) 00:29:20.31 ID:S5Xl1a3+0
女看守「──っ!」スチャ
────バシュッ!
1つの衝撃が手錠を砕いた。
両手にはまだ輪が残っている、だが中心をつなぐ部分は破壊した。
つまり彼女は自由を手に入れた、その自由に賭けるしかない。
女看守「──自分の身は自分で護れっ! ある程度は私が援護してやるっ!」スッ
そうして彼女に渡した、それは足に装備していた小さな銃器。
護送中の罪人の手錠を破壊し、あまつさえは銃器すら手渡してしまう。
これがどれだけ罪深いことか、もしかしたら減給以上の罰を受けるかもしれない。
女囚人「...」スチャ
──ピシュッ! ピシュッ!
その返事は銃声で答えた。
的確な射撃、威力は申し訳程度だが肝心なのはそこではない。
彼女が狙った箇所はクリーチャーのある部分、これは生物共有の動力である。
CREATURE「──ピギャアアアッ!?」バタッ
女看守「...いい腕だっ! 人を殺しなれているだけはあるなっ!」
女囚人「褒めてるんですかそれは...まぁ、関節を砕けば動けないのは人間と同じですが...」
女囚人「...銃の腕には自身がありますが、ライトで照らしている奴しか狙えませんからねっ!」
女看守「上等だっ! 早くここを切り抜けるぞっ!」
──ピシュッ! ピシュッ!
────バシュシュシュシュシュシュッ!
2種類の未来の銃撃音が洞窟に響く。
2人の猛攻がクリーチャー共を蹴散らしていく。
なぜだろうか、彼女と共に闘えることが女看守の最大の原動力に。
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