31: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/01/06(日) 00:27:52.02 ID:S5Xl1a3+0
女看守「むしろ好都合だ、後はただ撃てばいい...」スチャ
──バシュシュシュシュッ!
群れはまだ大量に残っている。
だがそれに恐れることなく彼女は射撃を続ける。
手錠をかけられた彼女を護りながら、ひたすらにクリーチャーを射殺する。
CREATURE「──ピギャッ!」ダッ
女看守「────っ!」スッ
────バキィッッ!
クリーチャーの1体がこちらに飛びかかってきた。
幸いにもその予備動作はライトの灯りにより見えていた。
女看守は銃器を鈍器のように扱う、そうすることで奴を弾き落とした。
女看守「...チッ」
女囚人「...」
女看守(...後ろにはこいつがいる、下手に動けない)
女看守(今のはたまたま予備動作を目視することができたが...次はそうはいかない)
女看守(何度も飛びかかってくるやつを弾き落とすのは無理だ...)
背中に感じるぬくもり。
仕事とはいえ護らなければならない。
だがこのままではそれも厳しくなる、ならばこうするしかない。
女看守(...チッ、減給で済めばいいが)
女看守「──おい、手を前に出せっ!」
女囚人「...え?」
女看守「早くしろっ! いいからとっとと出せっ!」
女囚人「は、はいっ!」スッ
彼女は手錠に繋がれた両手を差し出した。
そして女看守は禁忌を犯す、正当な手段ではないが。
いま手元に鍵などない、ならば物理的に破壊するしかなかった。
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