女看守「閉じ込められた」
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30: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/01/06(日) 00:27:04.53 ID:S5Xl1a3+0

女看守「────っ!」スチャ


────バシュシュシュシュッ!

光線と共に弾幕がばらまかれる。

それは複数の、それも腹部が膨らんでいる奴らに向ける。

当然狙い通りだ、起爆こそがこの群れに対する特攻であった。


女看守「──伏せろっ!」グイッ


女囚人「────っ!」


────ガバッ!

半ば強引に女囚人の肩を掴む。

そしてそのまま己の身ごと地面に伏せさせた。

こうすることで爆発の危機を軽減することができるだろう。


CREATURE「──ピギャアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!?」


────バコンッ! バコンッ! バコンッ!

そして聞こえたのは数回の爆裂音。

しかもそれは連鎖する、そう彼女は誘爆を狙ったのであった。


女看守「──...っ!」ギュッ


女囚人「...うぅ」ギュッ


女看守が覆いかぶさるように彼女を爆風から護る。

押しつぶされて苦しそうな声を漏らすが我慢しなければならない。

洞窟内が爆風により塵芥が舞うが、やがて状況が見えてきた。


女看守「...今ので半分も処理できなかったか」


女囚人「...まずいですね、もう腹部が膨らんでいる個体はいませんよ」



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