女看守「閉じ込められた」
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29: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/01/06(日) 00:25:50.84 ID:S5Xl1a3+0

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女看守「...」スタスタ


女囚人「...」スタスタ


世界から孤立したかのような感覚であった。

ここに居てくれるのは、女囚人ただ1人。

この女によって殺された人物は複数いる、だけども。


女看守「...」


女看守(...なんだ、この感覚)


女看守(今まで味わったことのない...なんだろうか)


女看守(胸が締め付けられる...なぜだろうか)


危機的状況にいるからか。

それとも、怪我をした時の興奮が収まらないのか。

様々な原因が挙がるがとにかく苦しい、まるで胸を淡く鷲掴みにされたかの様に。


女看守「...」ピクッ


その時だった、その痛みを押し殺す。

それはなぜなのか、答えは見えてしまったからであった。

初めて対峙するその物量、これは奴らの群れの他にはなかった。


女看守「...群れだ、気をつけろ」


女囚人「...はぃ」


声を押し殺して返事をする。

どう足掻いても回避することはできない。

このまま戦闘に移行する、群れを相手に緊張感が高まる。



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