26: ◆O.FqorSBYM[saga]
2019/01/06(日) 00:22:37.33 ID:S5Xl1a3+0
女看守「...いいぞ、こっちだ」
安全を確認したら、声で知らせる。
本来ならハンドサインのほうが望ましい。
だが暗闇でそれを視認しろというのは酷、だからこそであった。
女囚人「...」スタスタ
とても簡単そうに見えるが、これはとてつもない行動。
暗黒という不安を煽る闇、そして凶暴なクリーチャーと対峙する可能性。
そのクリーチャーを瞬時に見分ける作業も残っている、極度の集中状態が煽られるはずだ。
女看守「...」
だが彼女はこの作業を数時間におよび卒なく熟していく。
途中何度もクリーチャーと遭遇したが、なにも支障が出ることはなかった。
空腹状態ではあるが栄養は足りている、正しい判断力を備えた彼女の前に敵はいない。
〜〜〜〜
〜〜〜〜
女看守「...少し休もう」
女囚人「4、5時間は経ったでしょうか...この数日間で数年分は歩いた気がします」
女看守「そうだな...私も仕事柄、よくトレーニングを行っているが...これはキツい」
彼女たちは3日目にして打ち解けていた。
これが早いのか、それとも遅いのかは誰にもわからない。
だがこれにより女看守の精神が和らぐ、暗闇が産む不安など寄せ付けない。
54Res/60.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20