屍男「おい、そこのロクでなし」吸血娘「なんだ髪なし」
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349: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/04/06(土) 20:59:46.07 ID:v9qraTHso
屍男「初めは耳を疑った。まさか、こんな簡単に上手く行くなんて、思ってもみなかったのだからな。罠かと疑いもしたが……俺に選択肢はなかった。立ち去る影の背中を追うことにした」

屍男「それからはその男と共に暮らし、狩人としての知識と技術を学んだ」

屍男「まあもっとも……教えらしい教えは一切なかったがな。俺と彼の間にまともなコミュニケーションはなかった。言葉を交わしたのもこの出来事を含め数えるほどしかない」

屍男「見て覚えろ、そう言われた。だから俺もそれに従い、観察してその技を盗むことにした」

屍男「……それから数年が経った頃だ。その生活に慣れていたある日」

屍男「彼が起床する時間になっても、姿を現さなかった。気にすることのない些細な出来事だが、今までそんな日は一度もなかった」

屍男「……嫌な予感がした。あの日を思い出すような、そんな寒気が。俺は彼の部屋に向かった」


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