屍男「おい、そこのロクでなし」吸血娘「なんだ髪なし」
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343: ◆gqUZq6saY8cj[saga]
2019/04/06(土) 20:51:45.16 ID:v9qraTHso
屍男「最初、警察は俺を疑っていたんだと思う。だが、アリバイがすぐに証明され俺は容疑者から外れた」

屍男「……俺は絶望した。今までにあった平和が、突如崩れ去った。何が起きたのか理解出来なかった」

屍男「母とは朝に顔を会わせた。いってらっしゃいと、いつもの日常のように家を出た。それが最後になるなんて、思いもしなかった」

屍男「……母の遺体を確認するまでは、とてもじゃないが信じられなかった。しかしそこには逃れない現実があった」


屍男「この世のありとあらゆる屈辱を受け、亡骸になった“母だったモノ”がそこにはあった」


屍男「今でもあの姿は鮮明に覚えている。今忘れていた己を恥じるくらいだ」


屍男「彼女もそうだった。生前の姿からは考えられない程、遺体は損傷が激しかった」


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