9: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/01/01(火) 04:39:50.87 ID:pAwLlUB80
ちか「えーわすれないよー」
ダイヤ「……ぜったいわすれます」
ちか「わすれないわすれない」
ダイヤ「ぜったいわすれます!!」
ちか「わすれないって」
ダイヤ「わすれます!」
ちか「じゃあやくそくする! わすれないっ!」
ダイヤ「……っ」
約束する、と……全く引かないちかに、わたくしは……。
ダイヤ「……ほんとに……わすれませんか……?」
そう問い掛けてしまう。
ちか「うん! ぜったいわすれない!」
ダイヤ「……そこまでいうなら、わすれたら……ゆるしませんわよ?」
ちか「じゃあ、ゆびきりしよ!」
そう言って小指を差し出してくる。
ダイヤ「……」
わたくしも倣うようにおずおずと小指を前に差し出すと、ちかはその指に自分の指を強引に絡めて、
ちか「ゆーびきーりげんまーん、うそついたらー」
勝手に指切りげんまんを歌いだす。
ちか「ウニのーます!」
ダイヤ「え、なんですかそれ」
ちか「え?」
ダイヤ「ふつう、はりせんぼんじゃないんですか?」
ちか「かなんちゃんはウニっていってたよ?」
ダイヤ「だれですか……?」
ちか「それにハリセンボンってこーんなにおっきいんだよ? のめないよ」
ちかは言いながら、腕をつかって大きな丸を前方に作ってみせる。
ダイヤ「……?」
ちか「? ハリセンボンみたことないの? しんかいすいぞくかんにいるよ?」
ダイヤ「……いや、そのハリセンボンじゃ……」
ちか「……??」
第一、罰なんだから飲み込めないくらい大きくてもいいのでは……?
……まあ──
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