10: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/01/01(火) 04:41:14.03 ID:pAwLlUB80
ダイヤ「ほんとうにわすれないのですわね……?」
重要なのはそこなので、この際ウニでもハリセンボンでも対して変わらない……はず。
ちか「あ、うん! わすれない!」
ダイヤ「じゃあ、わすれたら……ウニのませますからね」
ちか「のみたくないから、わすれない!」
ダイヤ「……わかりました」
そこまで言うなら、もしかしたら……なんて淡い期待を抱く。
ダイヤ「やくそく……ですからね?」
ちか「うん」
わたくしの問いに、ちかはにこにこしながら頷いた。
「おねぇちゃーん? どこー?」
そのとき、ふとわたくしを呼ぶ声が聴こえてくる。
ちか「?」
ダイヤ「あ、ルビィ……」
両親の用事が終わり、どこに行ったのか聞かれて探しに来たのかもしれない。
ダイヤ「もどらないと……」
わたくしは立ち上がって、ルビィの声がした方へと足を向ける。
ダイヤ「ちか……」
ちか「ん?」
ダイヤ「ほんとうに──わすれないでくださいね」
そう言葉を残して、それ以上は返事を聞かず、わたくしはルビィの元へと駆け出したのだった。
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