【艦これSS】不器用を、あなたに。
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606: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/06/26(水) 11:07:35.35 ID:YtYgWYHzO
山城「それじゃあ...艦娘としてのは自分には慣れたかしら?」

山城はそう言うと同時に、撫で回す手をその頭から離した。

時雨「...うん、ちょっとずつだけどね」

少しだけ彼女の表情が曇る。
2人の歩むスピードはまた一段と遅くなった。

時雨「まだ艤装を上手く使えないけど...早くみんなを守れるくらいになりたいな」

時雨「艦娘になっても...また山城の横に立ちたいんだ」

彼女には明らかに苦悩が垣間見える。

それでも強くあろうとする決意を乗せて、やはり時雨はにこやかな表情をするのであった。

山城「...あまり焦らない事ね。艦娘になってすぐのうちは、どうしても慣れなくて安定しないものだから」

山城「...色々な事でね。」

漠然とした、それでも最適なアドバイスを彼女に贈る。


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