562: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:30:11.19 ID:BMm/1y0AO
山城「じゃあミーティング始めるけど、まず最初に言っておくわ」
山城のその言葉に一同がさらに身構えた。
山城「アンタらが私を旗艦として認めたくないのは分かるけど...残念ながら実力と経験からして私しか無理ね」
563: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:31:45.44 ID:BMm/1y0AO
このメンバーの半数はだいぶ昔からいるというのに、その彼女達すら山城は“雑魚”呼ばわり出来てしまうのである。
・・・だがそれは認めたくなくても事実ではある。
最上「...ウザイなぁ...」
564: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:34:39.05 ID:BMm/1y0AO
扶桑「...どうして?...何様のつもりなの?」
山城「姉様に命令するのは心苦しいのですが...生憎と戦力に不安がある者ばかりですので...」
時雨「...ッ!」
565: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:37:14.30 ID:BMm/1y0AO
山城「別に仲間を大切にしている人全員に言ってるわけじゃないわ。金剛とかにこんな事を言ったりしないもの」
山城「ただアンタらは、実力が無いくせにそういう実体の無いものにばかりすがろうとするから言ってるだけ」
山城「この鎮守府の最高戦力組ですらしっかり調整しとかないと危ない海域なのよ?そこんとこ分かってんの?」
566: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:39:22.39 ID:BMm/1y0AO
山城「...そうね、アンタも頑張れば改二が間に合うから“使える雑魚”くらいにはなるわ。まずはさっさと改二を目指すことね」
山城は満潮の方を冷酷な目で見つめながら言った。
山城「時雨は改二は間違いないけど練度が問題ね。ただでさえ脆い艦種の3人の中で、アンタが1番練度低くて幸運頼りの雑魚だし」
567: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:41:51.85 ID:BMm/1y0AO
そこで爆発するのを止めるものは、やはり山城に実力では勝てないという事実なのであろうか。
どんなに熾烈に反発してみせても、どうしても負け犬の遠吠えになってしまうのだ。
つくづく山城が最古参勢で最高練度を保持する事が憎たらしい。
568: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:45:14.06 ID:BMm/1y0AO
山城「ちなみにこの事は既に提督に了承を得てるわ。気になるなら確認してみなさい」
満潮「...あのクソっ...!」
山城「彼も渋ったんだけど、それくらいの特権貰わないと統制出来ないと言ったら認めてくれたわ」
569: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:46:11.54 ID:BMm/1y0AO
山城「その代わり」
しかし、即座に時雨を遮るように山城が言葉を挟んだ。
山城「...その代わり、アンタらの命だけは保証するわ」
570: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:48:59.54 ID:BMm/1y0AO
だが少なくても時雨においては、どうしても不安が拭えなかったのは事実である。
・・・アイツの力を借りるものか、とあれほど強く決意していてもである。
571: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:50:27.48 ID:BMm/1y0AO
山城「不幸を散々経験してますから。良くない事が起こりそうな時はたいてい予測できます」
山城「案外、不幸艦だからこそ最悪を避ける能力には恵まれたのかもしれません」
572: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:53:00.82 ID:BMm/1y0AO
扶桑「そこまで言うならいいじゃない。それに、指示に従いさえすれば何言ってもいいでしょう?」
山城「ええ、別に文句は気にしません。それに姉様達を奴隷のように扱おうというわけでもありませんし」
扶桑「こう言ってるし、どうかしら。正直私は作戦に不安もあるし、経験のある人の指示通り動く事はどのみち必要になるわ」
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