552: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:14:28.55 ID:BMm/1y0AO
こうして驚きが憎しみに変わった時、既にソイツは僕に主砲を向けていた。
「さようなら、時雨。アンタらとの関係を終わらせられるなんて...幸福だわ」
そう言って、アイツは僕を撃った。
553: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:16:30.02 ID:BMm/1y0AO
−−−
12月16日 朝
554: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:18:00.39 ID:BMm/1y0AO
時雨「はは...そんな所まで競わなくても...」
いつも通り姉妹艦は朝から賑やかだ。
ふと、今日はよく眠れたなぁと思う。
555: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:19:48.12 ID:BMm/1y0AO
昨日のブリーフィングにてついに大規模作戦の詳細の発表があった。
それによると作戦では前哨部隊と攻略部隊に分け、攻略部隊は3つの部隊で構成するとのことである。
その攻略部隊の第3隊の旗艦が山城で、メンバーが西村艦隊組(扶桑、最上、満潮、時雨)と夕立という構成なのである。
556: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:20:43.08 ID:BMm/1y0AO
そしてその際に、山城はまたも腹立たしい言葉を執拗に使ってきたのである。
白露が指しているのはこの事であった。
夕立「大丈夫っぽい!逆に西村艦隊には不幸戦艦の味方なんて誰も居ないっぽい!」
557: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:21:59.76 ID:BMm/1y0AO
−
提督「私は皆お互い仲良くしろと強制するつもりはない。だから今まで一切口出しをしてこなかった」
558: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:23:00.42 ID:BMm/1y0AO
提督の望みはもっともだし、言わんとする事も分かった。
だが、それでもアイツへの嫌悪をどこかに置いておけるわけではない。
そもそも提督が問題に感じている不仲だって、絆を大事にして結束を固めてきた私達を馬鹿にしてぶち壊したアイツのせいなのだ。
559: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:24:12.98 ID:BMm/1y0AO
今日は始業の直後から、早速大規模作戦に向けた部隊ごとの集まりがある。
もちろんこういう時も自ずと部隊の旗艦がリーダーのような役割を担うため、時雨はもう既に気分が良くなかった。
あんな奴に指図されたくない。
560: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:26:06.34 ID:BMm/1y0AO
〜
9:00 中庭
561: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:27:15.24 ID:BMm/1y0AO
そういう理由からなのだろう。
山城とメンバー達が昨日口論になった発端も、山城が「あんたら群れるしか能が無い烏合の衆はボイコットとかしちゃうのかしら。勘弁ね」と煽ってきた事だった。
実際それは時雨達も考えていた事であったから、そのような煽りを受けなかったらわざわざミーティングになんて来なかったかもしれない。
562: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:30:11.19 ID:BMm/1y0AO
山城「じゃあミーティング始めるけど、まず最初に言っておくわ」
山城のその言葉に一同がさらに身構えた。
山城「アンタらが私を旗艦として認めたくないのは分かるけど...残念ながら実力と経験からして私しか無理ね」
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