542: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:00:09.84 ID:BMm/1y0AO
青葉「いえ、その...私はいいんです。気を抜くわけではないですけど、前哨部隊ですから。」
青葉「でも、古鷹さんは攻略本隊じゃないですか...。危険度がかなり違います」
古鷹「...青葉は心配し過ぎだよ」
543: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:01:44.59 ID:BMm/1y0AO
顔を上げれば、古鷹は優しく青葉を見つめていた。
真っ先に彼女の綺麗な左目の光に目を奪われた。
青葉はその輝きに吸い込まれていくのだ。
544: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:02:29.45 ID:BMm/1y0AO
青葉「古鷹さんを守れるようになりたいのにっ、私は弱いままなんですっ...!」
青葉「今度こそ私が古鷹さんを、って思うのに...!私は自分にすら勝てなくてっ...!」
青葉「こうやって、いつも迷惑しかかけられなくてっ...!!」
545: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:03:39.70 ID:BMm/1y0AO
青葉「でもっ...私は古鷹さんに甘えてばっかで...」
青葉「これじゃいつまで経ってもっ...」
古鷹「気にしないでよ、そんな事」
546: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:05:05.19 ID:BMm/1y0AO
それでも、結局はそうするしかないのかもしれない。
頭の中にしつこく湧き起こるものを消す事はできないのだ。
それは影のように常に追ってくる。
考えないように意識するほど、それを考えてしまう。
547: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:06:10.42 ID:BMm/1y0AO
古鷹「...青葉達が前哨戦で敵を減らしてくれれば、その分だけ私達攻略部隊も楽になる」
古鷹「だからさ、そんなに卑下しないでよ。青葉の頑張りはちゃんとみんなの役に立つんだから」
優しい言葉が耳に染み渡る。
548: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:07:10.33 ID:BMm/1y0AO
古鷹「早速明日から大規模作戦に向けての演習が始まるでしょ?」
古鷹「ちゃんと眠って、明日に備えなきゃ」
青葉「そうですね...」
549: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:08:13.82 ID:BMm/1y0AO
−−−
あぁ、またこれだ・・・
550: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:10:28.41 ID:BMm/1y0AO
そしてこれだけでは済まない。
「満潮っ!」
「朝雲っ!山雲っ!」
551: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/05/03(金) 01:11:32.16 ID:BMm/1y0AO
「私を不幸にさせるこんな艦隊、邪魔でしかないわ」
そう言ったその人は、主砲を最上に向けていた。
・・・は?
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