【艦これSS】不器用を、あなたに。
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520: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:40:48.53 ID:FvzkVLeNo
山城「アンタ、艦隊のアイドルじゃなくて嫌われ者になりたいの?」

山城はすました顔で那珂を軽くあしらう。

那珂「...白露型との仲が拗れないように、って気遣いまでしてくれた人を見捨てるなんて嫌だよ...」
以下略 AAS



521: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:42:39.80 ID:FvzkVLeNo
山城「...嫌だと言ったら?」

その返しには少し戸惑ってしまう。

しかし那珂は山城をもう1度信じると決意しているのだ。
以下略 AAS



522: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:44:44.71 ID:FvzkVLeNo
だが、ここで負けてはいけない。

自分の弱い心を見せたら、きっと山城はそれを理由に自身の味方など出来っこないと突き放すのだろう。

もしかしたら山城の言っていた「弱み」とはこの事なのではないか?
以下略 AAS



523: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:46:25.47 ID:FvzkVLeNo
山城「もうちょっと工夫すれば立派な艦隊のアイドルになれるわ」

那珂「え...?本当ですかっ!?」

那珂「...って、何ですか急に..。山城さん絶対そんな事思ってないでしょ...」
以下略 AAS



524: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:47:45.08 ID:FvzkVLeNo
那珂はすっかり舞い上がり興奮してしまっていた。
自分が先程まで山城の事を案じていた事など忘れたかのようにである。

山城「けれど1番の点はそこじゃないわ」

以下略 AAS



525: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:49:28.69 ID:FvzkVLeNo
那珂「じゃあ山城さんはファン1号だねっ!」

山城「いや別にファンってわけじゃないけど...」

那珂「何でよ〜!那珂ちゃんの歌、気に入ってくれたんじゃないの〜?」
以下略 AAS



526: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:51:14.50 ID:FvzkVLeNo
口ではそう言いつつも、山城と友達同士のような会話が出来ていることがとても嬉しい。

山城は意外と軽口を言うようだ。
それは勇気を出して話しかけていなければ絶対に気づかなかったであろう点である。

以下略 AAS



527: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:52:20.73 ID:FvzkVLeNo
山城「いやだからファンってわけじゃ...」

那珂「那珂ちゃんルールではファンなの!」

食い気味に返してみせた。
以下略 AAS



528: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:54:46.12 ID:FvzkVLeNo
山城「でもそれなら、貴方はちゃんと艦隊のアイドルを目指しなさいよ」

山城「私が艦隊の雰囲気を悪くする分、貴方がみんなを楽しませてあげて」

山城「どんな根深い闇も明るくさせる、艦隊の光になりなさい」
以下略 AAS



529: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:55:54.86 ID:FvzkVLeNo
山城「アドバイスよ。貴方はせっかく恵まれたアイドルらしさを持ってるのに活かせてないのよ」

那珂「どういう事?」

山城「どうせ歌う事自体が楽しいからファンが居なくてもアイドル活動を続けてるんでしょう」
以下略 AAS



530: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:57:09.74 ID:FvzkVLeNo
山城「貴方がアイドル活動でファンにしようとするべき対象は、もっと今に不安を抱えている子達だわ」

山城「そういう子達をターゲットに歌を披露したりすればいいのよ。「私が元気づけるから安心しろ」ってね」

那珂「なるほど...!」
以下略 AAS



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