521: ◆eZLHgmSox6/X[saga]
2019/04/27(土) 22:42:39.80 ID:FvzkVLeNo
山城「...嫌だと言ったら?」
その返しには少し戸惑ってしまう。
しかし那珂は山城をもう1度信じると決意しているのだ。
その決意が勇気を与えてくれる。
那珂「嫌だと言われても...付きまといます。みんなに...嫌われる事になっても...」
そう那珂が言うと山城は「馬鹿ね」とだけ呟いた。
那珂「...馬鹿でいいです」
那珂は強がってそう返すのだった。
正直に言えば、その時の那珂には不安まみれの覚悟しか無かった。
山城擁護を理由にせっかく仲良くなれた人達と関係が拗れる事は怖かった。
山城のように孤独を何とも思わずに過ごすなど、自分には到底出来ないと思っていた。
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