46: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/04(金) 23:52:36.76 ID:ClKm8+sSO
暁「(にしても、深刻な相談だと思ってたから、ついに暁も山城さんに頼られるようなレディーになれたのかって思ったのになぁ...)」
山城の斜め後ろで、暁は先程の出来事を振り返っていた。
“レディ”というのは暁が目指している理想の姿である。
47: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/04(金) 23:54:02.23 ID:ClKm8+sSO
暁「(でも、喋っていかない?なんてあの山城さんから言われたら、期待しちゃうのも仕方ないわよね)」
そうやって内心舞い上がってしまった自身を慰めようとした時だった −
48: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/04(金) 23:55:29.09 ID:ClKm8+sSO
暁「(...やっぱ変だわ!)」
暁「(じゃあ何であの時、最初から「伝言頼んでいいか」って言わなかったのかしら?)」
先程の違和感の正体に気づく。
49: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/04(金) 23:58:15.78 ID:ClKm8+sSO
天気予報では、昨日から特に冷え込みが厳しくなったと言っていた。本格的な寒波が到来してるんだそうな。
暁「(...!?)」
続けて暁はさらに大きな矛盾に気づく。
50: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/04(金) 23:59:19.40 ID:ClKm8+sSO
しばらくして、暁はようやく納得のいく結論を導く。
暁「(もしかして...!山城さんは...)」
そう考えると、辻褄が合うのである。
51: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/05(土) 00:00:29.90 ID:WoFj9c7TO
それは“嫌われ者の山城”という先入観が強すぎた故なのかもしれない。
それと同時に山城が現状を甘受しているというのも、この発見を妨げた原因であろう。
暁「(きっとみんなも、こういうところに気づけば...!)」
52: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/05(土) 00:02:19.20 ID:WoFj9c7TO
山城「...着いたわね」
暁「そ、そうね!」
暁が考え事をしている間に、早くも暁型の部屋の前に着いていたようだ。
53: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/05(土) 00:02:57.01 ID:WoFj9c7TO
暁「えぇ、おやすみなさい。......ありがとう、山城さん」
二言目は彼女に届いただろうか。
54: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/05(土) 00:04:24.69 ID:WoFj9c7TO
今回はここまでです
アニメ2期は時雨とか西村艦隊が重要な役で出るんじゃないか、なんて話が出てますね!
楽しみですね!!
55:名無しNIPPER[sage]
2019/01/05(土) 00:07:48.85 ID:9dsXnKEFo
おつおつ
624Res/292.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20