56:名無しNIPPER[sage]
2019/01/05(土) 01:39:11.35 ID:id5IWYE00
そしていっつもハブられる時雨の長女と。もう期待してないから良いけど
57: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:26:27.19 ID:KI4sEnEvO
昨日は投下できませんでしたが今日はします
別にその分ストックが増えたとかではないのですけども・・・
58: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:27:33.02 ID:KI4sEnEvO
暁はドアをそっと開け、妹達が寝静まる部屋に入る。
ドアを閉めその場に座り込み、ドアに片方の耳を当てる。
コツ...コツ......コツ............コツ...
59: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:29:04.63 ID:KI4sEnEvO
暁「(前回は私があぁなっちゃったから、負い目を感じたのか、山城さんは無条件でトイレの間付き添ってくれたわ)」
改めて、以前に今夜と同じような状況で山城と会った時のことを思い出す。
暁「(でも今回は私は驚かなかったし、そんな必要はなかった)」
60: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:30:07.28 ID:KI4sEnEvO
暁「(それでも山城さんは、私が安心できるようにと、一緒に居ようとしてくれた...)」
暁「(その気遣いを隠すために、わざわざ大したことない伝言を頼んだんでしょうね)」
.........コツ......コツ...コツ...コツ...
61: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:32:18.11 ID:KI4sEnEvO
暁「(帰りだってそうよ。前の時は夏の暑苦しい夜だったから何も不思議に思わなかったけど...)」
コツ、コツ、コツ...
ちょうどその足音は、扉を隔てて暁の真横を通る。
62: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:32:56.11 ID:KI4sEnEvO
暁「(こんな冬の日にあんな格好で中庭に出るわけないわ。だから、山城さんがこっちに来る理由なんて何も無いのに...)」
...コツ......コツ............コツ...
先程のようにまた足音は遠ざかる。もっとも、今度は真逆の方向にであるが。
63: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:35:52.26 ID:KI4sEnEvO
暁「(...全ては怖がりの私のために。)」
暁はそっとドアノブをひねり、身一つ分だけドアを静かに開ける。廊下の先を窺えば“幽霊”が戦艦寮へ向かうのが見える。
皆から怖がられ、嫌悪される存在・・・
64: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:38:36.98 ID:KI4sEnEvO
暁は再びドアをそっと閉め、今度こそ寝床に向かう。
暁「(こんなことをする人が、本心で時雨たちに暴言を吐くはずがないわ...!)」
そう確信をした。
65: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:44:52.69 ID:KI4sEnEvO
暁「(電、あなたがずっと言ってきた事はこういうことだったのね)」
周りからも奇異の目で見られてきた、電の必死な山城擁護。
姉妹艦である暁でさえ、そうまでする必要性は理解出来なかった。
それでも、真実の欠片を拾ってしまった今は、そうせざるにはいられない気分にさえなりそうだ。
66: ◆eZLHgmSox6/X
2019/01/06(日) 23:47:04.92 ID:KI4sEnEvO
投下はここまでです
明日の夜にでも続き投下出来たらいいなぁ、なんて。
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