魔王「停戦協定を結びに来た」受付「番号札をとってお待ちください」
1- 20
13: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2018/12/31(月) 22:02:43.49 ID:sCIvJdmA0

 それも実に魅力的な提案に思えましたが、しかし、のんびりできるというほどには時間がないのもまた事実。アトレイはそれほど食事を必要としませんし、余ってしまうでしょう。
 鉱瘴で支払えるならばそれに越したことは勿論ありません。あたしには大して必要のないものです。
 それをおじさんの手のひらに乗せると、おじさんは慎重にそれを前掛けのポケットへと入れました。瘴気が年月をかけて固形化したそれは貴重な品です。魔道具屋か、あるいは鍛冶屋などにいけば、そこそこの貴重なものとして扱ってくれるでしょう。

 あたしは串焼きを二本手に取り、お釣りももらい、アトレイのもとを目指しました。

* * *


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
40Res/29.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice